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翌日、私は会社を休み(やはり仮病)、朝からATMを駆け回って無担保ローンカードを数枚使って数百万円を一気に引き出しました。こんなに大金を持ったことは初めてだったので移動の時はすごく緊張しましたが、なんとか約束の時間までに契約、決済場所の銀行までたどり着くことができました。

現場に着くと、不動産屋と銀行の担当者など数名、あとは運悪く破産してしまった売主が既に集まっていました。破産の現場らしく、窓もない暗い陰気な部屋であったことを覚えています。

実は前の晩に、不動産業者と打ち合わせをした時、「相手は破産していて落ち込んでいるんだから、おいしい物件を手に入れたとはしゃいじゃダメだよ」とアドバイスされていました。あくまでも無表情で、事務的に相手の気に障らないように振舞えと。そうでないと本当に刺されるかもしれないよと脅されていたので、私は役者張りに青い顔をしていたと思います。

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その日の夜中、会社に戻ってから不動産屋に寄って、落ち着いた状態で話を聞くと、不動産屋が急いでいた意味が分かりました。この物件は銀行の不良債権で、不動産屋と懇意にしていた銀行の担当者が任意売却として紹介してくれたものだったのです。

その不動産屋は当日時間がなくて見に行くこともできませんでしたし、たまたま自由になるお金がなかったということで、年中出入りしていた私に話を振ってくれたのです。

それで、実際に見に行った私は、正直にあまりいい印象ではなかったと不動産屋に話をしたのですが、聞くと価格が通常の半額レベルだったのです。利回りで言うと20%を超えていて、どうしても明日までに現金を用意しないと手に入れられないということで、慌てていたとのことでした。

印象は良くなかったのですが、利回り20%で一応安定した入居者であること、また、その時は運よく無担保ローンカードの枠が目一杯空いていたことなどの、良い条件が重なったため、私は購入を決意しました。

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1件目の記念すべきアパートを手に入れてからまもなく、会社で仕事中にいきなり不動産屋から連絡があり、「いい物件が出たので、今日中に物件を見てきて!」と言われ、ガシャンと一方的に電話を切られました。

何がなんだか良く分からないまま、物件の住所と名前だけしか聞く時間がなかったのですが、その人の言うことに間違いはないと信じていましたので、その日の午後は仮病をして物件を見に行きました。もちろん仮病の名は腰痛です。

至急の物件は速攻で判断をしないと、すぐに他の人のところに流れていってしまいます物件の査定を一生懸命するのも重要ですが、まあ損はないと思ったら判断してしまわないと一般の人がお宝不動産を手に入れるのは難しいです。

その後、会社から遠路はるばる隣の県まで足を運んで、見に行った物件は駅からだいぶ離れたものでした。まあ古くはなかったのですが、あまりパッとした印象もなく、まあ土地付の一戸建てだなと思ったくらいのものでした。

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