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とにかく自ら物件情報を開拓する業者(元付け業者)は、価格についての融通を持っている場合が多いのです。情報のあるなしだけで不動産物件の価格にはひずみが生じます。われわれはこういう裁定取引のような状況があることを理解しておく必要があります

市場のひずみがあることを理解したら話は早いですよね。そういう物件情報を自ら開拓する数が多い業者と深い付き合いをすると良い物件に出会える可能性が高まると思うのです。私はこの当たり前のことにたどり着くまで1年かかりました。運よくそういう業者に出会うことができたら、何回も顔を出して常連(?)になることが早道かと思います。

客付けだけをする業者と深い付き合いをしても、いわゆるおいしい物件情報には出会えません。それくらいならインターネットで十分対応できると思います。

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また、元付け業者に客から持ち込まれた物件の売却情報については、たまに市場価格よりも圧倒的に安い条件であることがあります。こういう場合、元付け業者は自らその物件を購入し、それを市場価格に近い金額まで利益を乗せて自らが保有する物件として一般に売却することも多いです。

圧倒的に安い条件で持ち込まれる理由はいろいろあるのですが、例えば競売にかけられる寸前に少しでもマシな条件で自発的に売却するため、市場価格よりも少しくらい安くていいから早く売り切りたいと思っている場合や、数十年前に購入したか相続した物件で売主がまったく市場価格を理解していない場合などがあるようです。

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自ら物件情報を開拓する業者は、まず自らの手元でおいしい情報を裁き、裁ききれない情報のみを一般のデータベースに開放(他の業者に客付けを公募で依頼)します。なぜかというと、例えば仲介手数料で考えてみると、

□売りたい客
  ↓
□元付け業者(自ら物件情報を開拓する業者)
  ↓
□客付け業者(他から回ってくる物件情報に客をつけるだけの業者)
  ↓
□買いたい客

というように業者を2社かませる流れが一般的です。これが元付け業者が客付け業者を兼ねた場合の仲介手数料は

□売りたい客
  ↓
□元付け兼客付け業者
  ↓
□買いたい客

というように、売り手と買い手の両方から手数料をもらうことができるのです。つまりひとつの案件で2倍の収入が得られるというわけです。

よって、おいしい情報というものは、元付けの手元で処理されることが多く、ほとんど一般に流通しないのです。

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